新型コロナウイルスの影響が止まりません。
鹿児島県でも、感染拡大防止のため“3密”を避けることや移動制限の重要性が叫ばれ、妊娠中のママたちは家の中で不安だらけの毎日でしょう。
ママたちの悩みを少しでも解消しようと始まった取り組みを紹介します!
奄美市にある名瀬徳洲会病院・産婦人科では、モバイルを活用したオンライン診療が始まっています。
今回、全国的に臨時的な措置としてオンライン診療の適用範囲が大幅に拡大されました。
妊婦検診もその一つです。実はこの病院では8年ほど前から、モバイル型分娩監視装置iCTGを活用し、病院から遠く離れた地域に住む妊婦さんの状況をオンラインで見守る取り組みを行ってきました。
iCTG メロディ・インターナショナル社製
妊婦さんに説明する小田切医師
従来の妊婦健診では、体外診断装置などを使った検査が組み合わされていて、スマートフォンなどを使ったビデオ診療だけで診断するのは難しいもの。そこで名瀬徳洲会病院病院では長年の経験を生かし、遠隔地に住むママたちだけでなく、広くママたちのオンライン診療でICTを活用することになりました。このため機器を増やし、従来のものと合わせて計5台のiCTGでGW明けから取り組んでいます。
iCTGは、ママのおなかに装着することで赤ちゃんの心拍や、ママのおなかの張り(子宮収縮)の状態を計測し、インターネットを介して産科医らにデータが送られる装置です。いち早く導入し、これまで遠隔地の妊婦さん約120人に装着してもらったという産婦人科の小田切幸平ドクター。ママたちから“赤ちゃんの心音を聞くことで安心感につながった”との感想が届いているそうです。
「iCTGには色んなメリットがあります。妊婦さんには、通院負担の軽減や医師とつながっている一体感。医療者としても、妊婦さんの状態を正確に把握し、救急搬送や災害時にも迅速に対応できます。このシステムのおかげで無事に出産に至ったママと赤ちゃんはたくさんいるんですよ」と話しています。
ママやパパはもちろん、その家族の不安解消へ-。
南の島の温もりある取り組みが、全国へ広がっていきそうです♪
医師自らデモンストレーション中!
ベルトのように装着します。
「離島だからこそ大変な場面もたくさんあった。これからも情報通信技術を駆使してママと赤ちゃんの安心安全につなげたい」。
tel: 0997-54-2222
住所: 鹿児島県奄美市名瀬朝日町28-1
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